[コメント] 父、帰る(2003/露)
兄弟のリアリティのある奇妙な関係や、父と子のそれぞれの心に潜む葛藤の描き方が秀逸。
しかし、伏線になりうるエピソードや小道具を多数散りばめておきながら、それに対して全く触れなかったのは個人的にはマイナス。もちろんそれを明らかにしないで、判断を観客に委ねるという技法は映画でよく使われますが、それも程度を越すと、監督の自己満足に終わってしまうのではないかと思います。
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