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[コメント] 勇者の赤いバッヂ(1950/米)

ここでヒューストンが云っていることはきわめて明快だ。すなわち「戦争とは、そして映画とは『煙』である」ということ。凄まじい煙の映画。煙のスペクタクル。
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ナレーションの使い方のせいもあるが、接写と被写界深度の深い広角ショットを軸としたショット構成や、戦闘シーンの後に木漏れ陽のショットを挟み込んでみせるあたりからもやや理に落ちた印象を受ける。が、それ以上に効果的と云うべきだろう。また煙や木漏れ陽だけではなく、河の水面のきらめき、煙をたなびかせ旗をはためかせる風など、映画にふさわしい細部の充実がうれしい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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