[コメント] 燃えよドラゴン(1973/米=香港)
10代で観たときはつまらなかったが
つまらなかったなりに残るものはあった。年を重ねて見直してみると、台詞が決まっているとおもった。
中でもうなずけた台詞があって「試合は遊び。だが真剣に遊ぶ」というもの。日本の格闘家って、どうみても練習していない無様な肉体でリングにあがりつつも根性だけはあるっていうあしたのジョーきどりが他国にくらべて飛びぬけて多い。あまり情熱が過ぎるのも考え物だ。
試し割りを見たリーが言った「板は反撃しない」なんて、後の極真空手がやったことを先回りして風刺している。
最後の戦いの場は阿片中毒者の幻覚症状との戦いをイメージしているのかな。ブルースリーは身を持って荒れた生活を経験してるから、堕落に対する考察になにかしらの説得力が感じられた。
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