[コメント] シークレット・ウインドウ(2004/米)
この映画を面白くしたのは何と言っても出ずっぱりのジョニー・デップ。まるで舞台の一人芝居を観ているようで楽しめたし、舞台では出せない映画ならではの細かいこだわりもいい感じ。ただ…。
「彼ならこの程度はやって当然」という思いを持ったのも事実。何でもできる人だけに、より高いものを求められるのは大変だろうな。けれど、着実にそのハードルを高めていってるのも事実で、それはやはり凄いことだと思う。
また、キングの幾多の傑作の映画化が駄作の洪水であることを思えば、彼としては失敗作とも言えるこの小品が映画として悪くないのは皮肉。いやほんと、湖畔の一軒家の雰囲気も、映像のトーンも決して悪くない。懐かしいティモシー・ハットンの元気な姿が見られたのも嬉しかったし…。
ただ、純粋に謎解きを楽しみたいというミステリー・ファンには不評だろうね。その気持ちはよく分かる。
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