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[コメント] さすらい(1976/独)

最初の2時間は掛け値なしに傑作だが、映画館と印刷所のシーケンスが交互にクロスカッティングされる部分を頂点として最後の1時間は勢いが萎んでいく。それでもロビー・ミューラーの見事なモノクロ撮影のおかげで飽きずに見通せるが。
赤い戦車

スムーズに映画が進行したかと思えば急に停滞する、その「停滞」し引き伸ばされた時間がたまらなく魅力的で、忘れられない輝きを放つのが良いヴェンダース、たまらなく退屈なのが悪いヴェンダース。本作はその両方が入っている。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ

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