[コメント] 危うし! 快傑黒頭巾(1960/日)
シリーズも3作目となってもう破れかぶれのような様相を呈してくるが、3作の中で一番面白い。今回の悪役は大好きな進藤英太郎と三島雅夫だし、ヒロインが丘さとみというのもいい。しかし何といっても「呼帆楼」という料亭というかクラブというかとにかく中国風の店のシーンはちょっと凄い感覚だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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スライドギターの音とムード歌謡、なんと和田弘とマヒナスターズじゃないか。ここには清国人の密使として三島雅夫がいるし、矢張り清国の曲芸一座の座長として近衛十四郎が登場する。一座には座長の妹・丘さとみ、今回は女役の松島トモ子、とんでもない厚化粧の渡辺篤なんかがいる。みんな大真面目で中国人を演じている。そしてチャイナドレス姿の丘さとみがとてもとても可愛いのです。
ラストは西部劇だ。幌馬車ような一頭立て馬車による荒野(?)での追跡劇や銃撃戦。橋の爆破シーンまで盛り込んでしまうサービス精神。もっともおよそ西部劇とは似ても似つかぬ風景と空気感で少し悲しくなるけれど、しかしこのバイタリティは嬉しいじゃないか。
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