[コメント] 海猫(2004/日)
とでも言われた方がしっくり納得いくような・・・は。小生もコメント真似させていただきました(キの抜けた光もないコメントですみません)。でもエッチなシーンがしつこくて多かったので、もう少し(5割ぐらい?)増量されれば充分ピンク映画に成りうる気がしましたし、伊東美咲ちゃんの容姿もピンク映画だった方が“こんな可愛い娘があんなことやこんなことまで”感が生まれて活かされるように思いました。話としてはまさに『変態家族 兄貴の嫁さん』です。
ただ、僕自身、映画から“どうだ。俺たち今、素晴らしいストーリー紡いでるだろ?”感が漂ってくる気がして、低い評価に落としてやりたい思いになったのは確かですが、映画としての出来はそんなに悪くないと思います。ここで皆さんが疑問を投げかけていらっしゃる箇所の8割方は、森田芳光監督としては、ちゃんと描いたつもりでいると思います。伝わってないだけです。僕なんかは必ずしも能弁な映画は好きじゃないので、こういう作風の方が好みだったりします。残りの2割ぐらいは、やっぱり描き落としているとしか思えない箇所はありました。
あと、冒頭の方でカットの切り替えというか、視線の切り返しをしくじってますよね。花嫁姿の薫(伊東)がバスから降りてくるところですけど、広次(仲村トオル)が提灯持って出迎えに来ているので、普通に、彼の視点からのショットかと思ってしまいます。ところが彼はバスの後方側面に立っている。だったら彼の位置から撮ればいいのに、と思いました。もしこのシーンがもう少し上手く成功していたら、もしかしたら、万に一つぐらいは、二人は出会った瞬間から互いに惹かれあったというニュアンスを醸し得ていたかもしれない、などと思ったりしました。
70/100(15/04/02記)
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