[コメント] connie&carla コニー&カーラ(2004/米)
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ビジュアル的に微妙な2人(ニア・ヴァルダロスとトニ・コレット)がショービジネスの主役をやることにちょっと無理があったのかもしれない(それを言ってはおしまいか・・・)。 それでも劇中の設定どおり、女性としてステージに上がっているときには2人に魅力のカケラも感じなかったのが(笑)、ゲイに化けてからはなかなか様になっていったのも事実。
ストーリーはリメイクと思えるほど『お熱いのがお好き』に似ており、コニーの母が2人を娼婦になるのでは?と心配していたのも娼婦を題材に傑作コメディを残したビリー・ワイルダーを意識しているように思える。
展開は、1曲1曲、2人のステージ歌唱が長く間延びしている気がする。コメディでは最後まで歌う必要は無い(拍手喝采のシーンは一度で十分でしょう)。『お熱いのがお好き』のように、本作でも2つの舞台(2人のステージと、追跡者が鑑賞するほうのステージ)を曲目に合わせて巧みに切り替えればずっとリズムが出たと思う。このほうが追跡者がミュージカルの虜になる様をよりコミカルに描けたと思う。
デビー・レイノルズの登場は、観るものにとってサプライズではあるが、暫くしてその存在が場から浮いてる感じがするのが残念。 ちなみにデビー・レイノルズの実の娘キャリー・フィッシャー(かのレイア姫)が今はぶくぶくに太ってるのに対し、デビーの体型が『雨に唄えば』からほとんど変化が無いのは凄いことだ。
それからラスト。2人はハッピーエンドかもしれないが、コニーの元ボーイフレンドは振り回された挙句にコニーをジェフに奪われ、そのまま放置。悪者は落ちがついたからいいものの、一人だけ全く持っていいところなし。
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