[コメント] 眠る男(1995/日)
海外で高評価を得たのは「字幕」があったから。観客に対し、伝えようという意思が決定的に不足している。内容云々以前に映画としての完成度が極めて低い。
俳優たちの台詞が聞き取れない。
囁きやつぶやきは小さな音量で、そして遠景のロングショットではご丁寧に台詞まで音量が小さくなる。
方言や片言の日本語のせいも、幾分かは影響しているのかも知れないが、台詞が聞き取れなかった。
それはある意味でリアルである。美しい撮影とあいまって、この作品は徹底的にリアルである。
しかし、映像と音というふたつの素晴らしい特性を持つ「映画」において、一方の音が(特に台詞が)聞き取れないのでは「映画」としての完成度は低くせざるを得ない。
詩的な映像、好きな役者の作品であるが故に残念に思います。
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