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[コメント] エイリアンVS.プレデター(2004/米=独=カナダ=チェコ)

強いもの同士の戦いは、沈黙の睨み合いが続くといいますが・・・。溜めが弱く、両者の迫力はもう一つだったかも。主演のサナ・レイサンは良かった。 ところで、
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ところで、テオティワカンで発掘?されたペプシの王冠は、タイアップ契約ということで宜しいですか? 映画にタイアップ契約は付き物とは言え、今回のはかなり“不快”です。

私も一度訪れたことがあり、映画にもしばしば登場するかのテオティワカン遺跡は、メキシコに残された古代メソアメリカ文明の最大の遺跡として有名なのですが、現代に至るまで周辺はほとんど開発されないまま残されており、その佇まい(遺跡と周辺)は、人類として後世に伝えるべき財産と言えましょう。

ところが、ご存知の方もいると思いますが、ついこないだそのピラミッドから間近に見える所に地元への説明無しにアメリカ系大手スーパーマーケットが2005年11月にオープンされるとの発表を受け、メキシコの作家や芸術家はじめ各界から反対の声が挙がっている、とのニュースが報じられました。

つまり、冒頭で遺跡の周辺を発掘しているように撮られたシーンは、合成のようにも見えたものの、スーパーマーケット用地の整地現場をそのまんま発掘現場に仕立てて撮影されたようでもあるし、テオティワカン遺跡から発掘されたペプシの王冠は、アメリカの進出、すなわちテオティワカン遺跡の景観破壊を映画的に是認したとしか思えない。あまりにも酷い設定なのです。

あーあ、誰かさんのせいで、なんだか最近かなりアメリカ嫌いになっちゃったなー。映画的には面白かったんですけどね。。。 今の私には、全ての文明がプレデターによって築かれた、とか、負けると(立場が悪くなると)最期に破壊しつくすという設定までも、なんだか(アメリカっぽくって)無神経で酷く見えて来るんですよねー。いやだいやだ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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