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[コメント] アンダルシアの犬(1928/仏)

シュルレアリズムの頂点に若きブニュエルが到達してしまった作品です。しかしこれはダリですよね。ダリそのもの。
chokobo

映画と言えるのかどうか微妙な部分もありますが、’20年代後半という時代性とその後のブニュエルの作品経歴を考慮すれば十分採点の対象と言えるのではないでしょうか。

前衛芸術が世界を支配しシュルレアリズムやキュービズムのような抽象芸術へ進化して現代美術へとつながる流れを考慮すると、この時点でのブニュエルは映画監督というよりは芸術家であったとも思われますね。

ただブニュエルのスゴイところは、この姿勢を生涯貫いたところでしょうね。全く同じところとどまることをせず、内面と社会の変遷を徹底して貫いた。その彼のスタート地点のけるパフォーマンスとして評価することができると思います。

(評価:★4)

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