[コメント] きみに読む物語(2004/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
忘れもしない3月12日、この日に同じ仕事をしている女友達とこの映画を見てきました。私たちももういい歳ですから、話すことと言ったら仕事のことか結婚のこと、あるいは恋愛のこと・・・。そんな私たちにぴったりの映画でした。
この映画を見終わった後の素直な感想は「うらやましい」でした。女として、昔付き合った男性にそこまで思われるのは、うらやましい。私のこともそこまで思ってくれている人がどこかにいないかな・・・と。だけどこの歳になってくると結婚と恋愛は別。いろいろ現実が見えてくるものです。女友達と二人で「自分だったらどっちとる?」って話をしていました。うーん、私だったら・・・、あの坊ちゃんではなかろうか・・・なんて偉そうに言ってたんだけど。
実は、この映画を見たその日、その後なんとこの映画と同じような選択を迫られることに・・・。同じ日に二人の男性から「付き合ってほしい」といわれたのです。1人は1ヶ月ほど前に知り合った人で経済的にも余裕があり、仕事の面でも安心できる人。(結婚相手としてはまさに絶好の条件!)もう1人は、もう十何年も友達だったんだけど、実は、昔、ひそかに思いを寄せていた人。(頼りなくて生活力なさそう・・・。付き合ったり結婚したりするには苦労しそうな人・・・)
そして、私は・・・・、ノアを選んでしまった訳です・・・あんなことを言っておきながら。ずっとその人のことを思っていたころのことを知っている友達に相談すると、「今、○○君を選ばなかったら、あとで絶対引きずると思う」といわれ・・・。なんだかんだ言って、女は感情で動くものだな・・・と実感させられてしまいました。
だけど、彼を選んで1ヶ月半ほどたった今、正直ちょっと後悔しています。そのときなぜ彼を選んだのか。今冷静に考えてみると、告白の状況がなんともドキドキするようなものだったからかもしれません。なんだか、めちゃめちゃ私、思われてる?って勘違いするような。
付き合いだしてからの私の彼は、あまり愛情表現をしてくれません・・・。女は愛されてなんぼということに気づきました。そして、私の場合、アリーと一緒で結局は情熱的な恋愛を望んでいるのかもしれません。相手に愛されて愛されて、それで幸せ・・・っていうような。愛されてるっていう実感があるからこそ、幸せを感じることができる。今は正直言って辛いです。もう疲れた・・・。
もしかしたら、ロンだってノアに負けないくらいアリーを愛していたかもしれない。(そしてもしかしたら、私の彼だって私のことをちゃんと愛してくれているのかもしれない。)どこか遠慮したり大人ぶったり(実際大人だったのかも・・・)、表現するのが下手だったり・・・。一方のノアのあの異常なまでの愛情表現は女心を大きく大きく揺さぶるのだと思う。そして、それが、もしかしたらノアの勝因だったのかも。
この映画は見ていて、まだまだ説明不足だったり納得のいかないところがあったりもしたけど、やっぱり最後の最後までノアに思われ十分な愛情を示してもらえたアリーはやっぱりうらやましいな・・・と思うのです。
私もいつか、こんな結婚ができる日がくるのだろうか????
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