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[コメント] マシニスト(2004/スペイン)

同日最初に観た映画のせいで、しょっぱなで ”もしや!?”って分かってしまった為に面白さは半減。が、フラッシュバックを使う事や、ブルーグレーの映像、ベール演じる極限状態等で、なになになに?早く先が知りたい!と引き込まれた。
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







本作 『マシにスト』 を観る前に観た映画の中で2人の男女のうち女が、「頭がふたつあるって錯覚していた男」の話をするシーンがあった。

そして本作の最初、トレバー(クリスチャン・ベール) がカーペット(かな?)に包んだ死体を海に投げ捨てた後、懐中電灯で顔を照らされるシーン。ガリガリベールの顔のアップ。見るに堪えない痩せ振りな上、左目の痣と、右目横の傷が私には印象的だった。

そしてアイバンが現れた時、アイバンの右目横にもトレバーと同じ傷があって…(サングラスを掛けていたので、それは左目の痣を隠す為じゃ?と思った)、”もしや!?”と思い、2人がバーで飲むシーンでバーテンのトレバーに向けた訝しむ視線で、”やっぱりそうかも”とほぼ分かってしまったので、その後は、”(アイバンがトレバー)だとして、理由は??”と言う観方になってしまったのが、面白さを半減させてしまったと思う。

最初に、そのカラクリが分かってしまったものの、空港にわざわざ珈琲を飲みに行っていた理由、轢いてしまった子供の母親との幻想(全くの幻想なのか、子供を轢く前の出来事なのかすら私には分かっていない)等、分からない点が多々残った。

トレバーの極限状態によって、被害者意識が増し誰も信じられなる様等、なかなかよく出来てると思う反面、幻想や錯覚の描き方がどーも甘い気がして、採点はこの位になります。

トレバー役に、クリスチャン・ベール を起用したのは良かったと思う。 普通の体重の時の彼は、健康的でセクシー(特に垂れ眉にあの目かなぁ)で、ちょっと嫌味な男な印象受けていたケド、今回の役で新境地開拓って感じで。

05.03@シネクイント

(評価:★3)

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