上戸彩】ちゃんいいよなー。ホントうまいなー。

欲を言うときりがないのですが、上戸彩ちゃんはいいですね。一所懸命なところが良いと思います。

この映画で特段のお話はありませんが、上戸彩ちゃんの頑張りが映画そのものですね。それで十分です。

そして、各シーンの理解を事前に多くの役者がキチンとしているので、シーンを単体で見るだけで映画的なものが伝わります。

平幹二郎と神山繁との対峙のシーンに向けて、この映画が進んで行くんですね。だから、スタッフがこの2人に対峙に向けて絶好のシーンを作ろうとしていますね。天海さんと真田昌幸の戦いなんですね。

ちょっと横道にそれますが、天海さんていうのは何者なんでしょうね。もし天空和尚との対極にあるとしたら、天空は俗世間と隔絶した修行の道を歩んだ人であって、且つ芸術家ですね。天空仏は言うまでもなく日本に残された少ない芸術品ですね。

対して天海さんは政治家です。徳川幕府の指南役です。そして幕府を守るために忍びを養成し、敵を未然に防ぐ仕事をしています。天空さんとは正反対の存在ですね。

このコントラストがユニークだなぁ、などと思いました。

平幹二郎と神山繁のシーンは大変良かったと思います。

両ビッグスターを対極に配置して、若い上戸彩ちゃんほか若い人達を存分に活躍させるというシーンは迫力がありました。