謎解きしていく展開は好きだ。１ドル札やら独立宣言書などというアイテムなどもアメリカ人にとってはわくわくする物なのだろう。さらに有名どころの博物館やら教会やら秘密結社やらアメリカ人は、「おお、そこにそんな秘密が」なんて喜ぶネタなんだろう。さしずめ日本ならば１０円玉の平等院鳳凰堂の屋根の上の鳥（？）に秘密が隠され、さらにリカちゃん人形にも隠された謎があり、東京タワーの影の先を掘るとそこには・・・何て展開になるのかもしれない。しかし、謎解きが映画の中だけで進んでいくので、少しは見ている側にも参加させろよというつっこみを入れたくなる。頭よすぎというより、お前、答え知ってるだろ！と言いたくなるのだ。

それにしても、この映画をスマートに感じさせない原因は、主演にあり。ニコラス・ケイジは、とてもモテ役に思えないのだ。