[コメント] ポランスキーの 欲望の館(1972/伊=仏=独)
マクベスとチャイナタウンの間に撮られたポランスキー作品。邦題に反してエロは少なめだが、原題は"Che?"(何?)でエロを前面に押し出したものではもちろんない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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イタリアの明るい陽光の下、海に面した白壁の館(ホテル?)でデジャヴのように繰り返されるドタバタ劇は、能天気でありながらも何処か諦めのようにも感じられるのだが、それは3年前のあの事件と無関係ではないのかも知れない。
破かれたTシャツの絵柄や日記に綴られる文言、踏み潰されるピンポン玉に何か意味を見いだそうとしたのだが、果たせず。というか、ほとんど意味はないとしか思えないのだが、映画の大半を男物のパジャマの上だけで過ごすシドニー・ロームの脚に塗られた空色のペンキが効果絶大だったことは分かりました。
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