[コメント] ひとりぼっちの青春(1969/米)
売れない俳優の悲劇としてみれば納得させられるものがある。床に撒かれるチップを拾う姿などみると、俳優ってたいへんな商売だと思う。ロス五輪のアンデルセンも思い出した。観客の集団心理は残酷なものだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実話のセミ・ドキュメンタリーとしてみれば、最後の自殺幇助など唐突で通俗だが、芸能人の末路としてみればリアリティがある。ひと昔前は、テレビで似たような興行は山ほどあった。最近は知らないけど。
なお、賞金の1500ドルは現在の100万円位らしいが、諸経費と相殺でチャラにされるとしたら、どんな諸経費だろうという気がする。その辺り、終盤はブラックユーモアに突入しかけており、もっと展開させれば『ネットワーク』のようなシュールな傑作になったのではないかと惜しまれる。
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