[コメント] 帰郷(2004/日)
映像も演出も決まってはいないのだが、主人公の青年の心情が純朴で,さわやかな映画に仕立ててある。この2日間の日常を通して人生での最も重要な瞬間を青年は垣間見たのだろう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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だが、それは青年の気持ちの高ぶりの成す業であった、という蜃気楼でもあった。 女は現実的であり、男はいつまでも子供である。それは肉体的な構造によるものだけなのだろうか、と。
メルヘンというより現代の切り取られた時間の中に埋没でき得なかった男の白昼夢といってもいいような空間は、男をまたそっと日常に戻してくれる。
西島秀俊が主演。この人は結構映画に出ているがこんなに出ずっぱりなのは「Dolls」以来じゃないだろうか。 今回はまさに彼の素朴さがキーになる映画なので、彼の心根が映像にどのように伝わるか、結構難しい演技を強いられていると思った。 出番が少ない片岡礼子ははっとする美貌が印象的だったが、如何せんラスト近くの8年前のいきさつを話し出すシーンの演技のひどさが僕には後々印象に残ってしまった。素人演技をしている。 うーん、彼女というより、監督にお灸をすえねば、、。
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