[コメント] 亀は意外と速く泳ぐ(2005/日)
日常の何気ない風景のむこうに何を想像するか?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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良く出来た映画である。
出演者が楽しそうに演技をしている作品は見ていても楽しい。
公園でいつも蟻にえさをやっている老女。 いつ食べてもそこそこの味のラーメン屋。 亀の世話のことしか頭に無い単身赴任で行ったきりの夫。 寂れそうな商店街の宣伝放送。 おサイケなカメ。 あそこで転倒しない限り、目につく事の無いスパイ募集の公告。 福引きの当たりが地引き網体験ツアー。 みたこともないようなトイレの○○○。 妙チクリンな警察体操。 永久パーマ。
ちょっとテイストを変えるとつげ義春の世界になりそうなのに、 なぜか現代の味がする。しかもすこし懐かしい。 そうそう、この映画の舞台には特定できるような街の名前がほとんど出てこない。 明らかに日本のどこかなのだけど、古いような新しいようなどこだか良く分からない世界。
最高に印象的だったのが、 「お茶が無いからお湯で良いね。」と 「ニコニコ比べ。」
岡本信人という役者の最も効果的な使い方だと思った。 このシーンは無くても良いくらいなのだが、実はこの映画の主題は ここだったりして。
カメは意外と速く泳ぐ! この映画は意外と心にしみる!
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