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[コメント] 0:34 レイジ 34 フン(2004/英=独)

お堅いというか真面目すぎるというか。その為か突き抜けた面白さが無い。もっとラストのような悪趣味なお遊び演出が欲しいところ。残虐描写は奮闘しており見応えがあるが、視覚的恐怖との中途半端な融合も頂けない。頑張ってるが惜しい!
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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理不尽ホラーをラストまで…それこそフランカ・ポテンテの爆走(?)のような駆け続ける作品は大いに結構!緊張感を持続しつつ、恐怖演出をあらゆる場面に散りばめた作品は大好きだ。しかし、この作品にツッコミを入れるならば…「もうちょっと肩の力を抜いてくれよ!」てなこと。そのくらいだ。

要はケイトが出会った人々と繰り広げる殺人鬼との逃避行が全て形式的すぎるということ。真面目にパズルを当て嵌めすぎだなぁと思う。もっとケイトの怒りが爆発してぶっ壊れ(笑)、そこから生まれるイカれた演出や、ラストの浮浪者と間違われるようなニクい演出が多く存在したら個人的にはかなりツボだった

ただ殺人鬼の奇行は余すところ無く描かれており、豪勢なディナーをいただきましたという印象(笑)。だからこそ手術室の謎や写真の謎をラストまで引きずり通してしまった点は駄目なんじゃないかと。気にせずにはいられないのは、そういう描かれ方がされたからだ。

地下鉄が舞台なだけに視覚的恐怖(ジャパニーズホラー的な…)は必要不可欠なのかもしれない。しかしスプラッタとのバランスも悪く、いっそのこと残虐描写を貫き通して欲しかったところ。ますます純粋なスプラッタが減少していく…ということなのか。

邦題も配給の宣伝も詐欺!!だしなぁ…(不満続出だけど、それなりに楽しめたからであって、だからこそ残念なのです)

(評価:★3)

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