[コメント] 明日は来らず(1937/米)
老夫婦の悲嘆は、雑な扱いをされたことへの単純な不平や不満の反応ではない。後悔の矛先はむしろ、こんな扱いをする子を育ててしまった自分自身に向けられている。しかしそれでも二人は添い遂げてきたことを、子供を育ててきたことを喜び労わりあう。ラスト近くの思い出のホテルのシーンは、人生で神が最後に与えた恩寵のように描かれており筆舌に尽くし難いほど美しい。
(ジェリー)
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