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[コメント] チャーリーとチョコレート工場(2005/米=英)

いろんな意味でティム・バートンの「魅せる力」は格別。工場内の様子はまだしも、揃いに揃ってクセのある人物達も味わい深い要素の一つ。ただ壮大な設定のわりには世界観が狭すぎるし、この家族愛への追求(描写)はあまり好きにはなれない
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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味わい深い人物も考え方によっては…。

チャーリーと、他の子供達(家族)との扱われ方の差異が気になる。高飛車な娘、わがままなお嬢様、生意気な坊主、食うことしか脳にないようなデブ。そして誰よりも家族を思いやるチャーリーがいるわけだが、なぜそこまでして他の子供達を極論のように描くのか。毒気があってチャーリーが生きることは確実だが、それは同時に他の子供達を犠牲にして家族愛というメッセージを描いているということ。作為的な感じもするけれど、ちょっと好きにはなれない。そんなこんなで辿り着くメッセージには感化されるものがあっただけに……。

予想以上にコメディタッチ。序盤のチャーリー一家には結構笑ってしまったが、工場内でのアトラクションとも言うべきギャグの連発はちょっと性に合わない感じ。特に子供いじりには疑問。ウンパ・ルンパは生理的にダメだ…。

文句タラタラになっちゃったけど、気になったのはそのくらい。

全体的には不思議な工場と外の世界とのギャップが好きだな。夢のような工場だけを描いていたら話が成立しないのはあたりまえだけどね。絵本のような世界を少しでも体感できたからヨシ!

(評価:★3)

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