[コメント] チーム★アメリカ ワールドポリス(2004/米)
ディラン・マッケイとキャサリンが出てきたら☆5は堅かった。ゲロ以降の展開が客観的にアメリカを分析できていないことを露呈しているようでパロディにさえなっていなかった。なので、なだき武&友近が後半部分の構成を練りなおして、オールザッツ漫才の中の3分ぐらいの枠で放映し直してほしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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私にとってゲロが笑いのピークでした。作り手側が、映画史に残るゲロシーンに満足しきってしまって集団で燃え尽き症候群になり、後半がフィルム状のゲロになってしまったのだろう。
・・・ゲロ話は横に置くとして、
アメリカが嫌われている部分を描いているだけで、なんら真新しさは感じられない。もう少し付け加えるならば、アメリカが嫌われている部分をアメリカの価値観で描かれているだけで、出来上がったモノがアメリカが嫌われている存在そのものになっているために真新しさが感じられず何も感化されない。笑いの引き出しが少なく、引き出しの形状も古典的なアメリカ特別仕様でカビ臭い。
てなことで、“おかしな”アメリカを風刺せずに、肝心のブッシュ親子や歴代大統領を出さずにマイケル・ムーアを自爆テロさせるなどで茶を濁すという、よく見ると最初から最後まで同業者を単に風刺したにすぎないその志が卑しい。卑しすぎる。
(※上記でいう同業者はプルガサリをプロデュースした金正日を含む。)
2007/01/12
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