[コメント] 頭文字〈イニシャル〉D THE MOVIE(2005/香港)
まあ、鈴木杏自身は、結構いなたい感じで悪くなかったと思いますよ。後は使われ方の問題だね。これを機にアジア圏にも進出して頑張ってほしいな。
***** というわけで各車の(役に立たない)解説 *****
トヨタ・スプリンタートレノ(AE86)…主人公・拓海(ジェイ・チョウ)の乗る車。通称・ハチロク。1600cc・130PS・FR。拓海の乗る3ドアハッチバック「GT-APEX」のグレードは、その白と黒の塗色から「パンダ」と呼ばれることもある。元々は拓海の父親・文太(アンソニー・ウォン)のマシンだったが、原作では文太は後にハチロクを拓海に譲り、自分はインプレッサに乗っているとか?
マツダ・RX-7 ∞(FC3S)…「赤城レッドサンズ」を率いる高橋(エディソン・チャン)の車。通称・FC。1300cc・205PS・FR。ロータリーエンジンを搭載する希少な車種のひとつ(1996年以降、2002年の販売終了まで市販車で世界唯一)。FCは2代目にあたり、∞(アンフィニ)はその中の特別グレードである。
日産・スカイラインGT-R(BNR32)…「妙義ナイトキッズ」の中里(ショーン・ユー)の車。通称・R32。2600cc・280PS・4WD。R32よりスカイラインにGT-Rグレードが復活。このために開発された新型ツインターボエンジンが搭載され、さらに4WD化された。後継のR33がボディが大きくなって重いと不評だったこともあり、現在でも中古車市場でのR32の人気は高い。
三菱・ランサーエボリューションIII(CE9A)…「エンペラー」の須藤(ジョーダン・チェン)の車。通称・エボIII。2000cc・260PS・4WD。ちなみにランサーエボリューション(ランエボ)という車種は、ラリーで活躍していた「ギャラン」のボディに「ランサー」の中身を移植して作られたもの。よってランエボとランサーは全くの別物であり、「4WDランサー」という呼び方は誤り。
日産・シルビア(S13)…拓海の親友・樹(チャップマン・トウ)が冒頭で乗っている車。グレードは判別できないが、恐らくK's(1800cc・175PS・FR)と思われる。当時の業界の傾向としてコンパクトスポーツ車のFF化が進む中、敢えてFRにこだわったまま1988年に登場した。いわゆる「スペシャリティカー」としても人気を集め、非常によく売れた一台である。兄弟車の「180SX」(通称・ワンエイティ)のハッチバックボディにシルビアのフロントマスクを組み合わせた「シルエイティ」という車種もある。なお、このシルビアでクラッシュした樹が、父親のミニバン(ホンダ・オデッセイと思われる)に乗っているシーンがあるが、そちらの解説は割愛する。
しかしそれにしても、榛名山でよく撮影の許可が下りたものだ。あの峠は原作のコミックやアニメで有名になって、各地から腕試しの車が続々集まってくるようになってしまったために、群馬県警による一斉検挙まで行われたような場所なのだが。まあ、オリジナル通りの場所でロケが出来て何よりということかな。
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