[コメント] メゾン・ド・ヒミコ(2005/日)
美しい男と醜い女、プラトニックと肉欲、若さと老い、生と死。
◆全体の空気感が日本ではないように思える。まるで南仏かイタリアあたりのよう(行った事ありませんが)。
◆柴咲コウのドブス、というか薄幸メイク&演技には恐れ入る。まるで女に生まれてきた不幸を自ら呪っているかのようじゃありませんか。オダギリジョーは美しい。とにかく美しい。尻のラインが美しい。パンツのすそから見えたくるぶしが美しい。フリル付きのシャツが美しい。なにしろ美しい。田中泯の存在感はただ事ではない。他に得がたい人物。
◆われわれが普段なんの疑問も抱かずに考えていること、意識せずに線引きしているさまざまな事柄に、この映画は揺らぎをもたらす。美しいとは何か?セックスとは何か?老いとは?幸せとは?死とはなにか?主人公とともに見つめなおさせる。犬童一心監督、あなたが好きよ。
◆クレしんにしばしば登場するオカマさん達と、メゾン・ド・ヒミコの住人達がカブる。
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