[コメント] NANA(2005/日)
ボンクラですみません。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
これを見に行った頃に働いていた会社は私にとって何もかもが合わないところで、てゆーか自分の使えなさを思い知らされてばかりで文字通り「毎日泣いてばかり」だった。
だから「コピーもまともにとれないの!」と奈々が叱責される場面では思わず首をすくめ、涙ぐみさえしてしまった。ちょうど当日「FAXもまともに送れないの!」と言われていたことも、その理由としてかなり大きいかもしれない。
つまり、入ったばかりの慣れない会社で先輩格のひとに同様なイヤミを言われまくり、その鬱屈を少しでも晴らそうと退社後に映画館という闇に逃げ込みはしたが、そこで見た情景は結局どうしようもなく日常の延長だった、ということだ。
そういう意味では「もう逃げようなどと思うな!ちゃんと現実を見て対峙するのだ!もっと前向きにがんばれ!」というド凄いメッセージを、とんでもない変化球で投げつけられた思い出深い映画。とも言える。
まー、いまにして思えば映画のテーマの一つともちゃんとダブルミーニングになっていた(個人的になってしまった)とも考えられるかもだが。
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