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[コメント] 未来惑星ザルドス(1974/米)

未来の理想社会を扱って、凝った撮影でいろいろ見せてくれる。言わんとすることはわからんでもないしそれなりに楽しめる。哲学的な雰囲気だけはプンプンさせて、お色気満点のサービスを巧みにカモフラージュしているようにも思えた。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







今回、DVDで全編を通して見て、ようやく思い出したが、やはりこれを私は小学生の頃に、親と一緒にテレビで途中まで、といっても2/3くらいは見ているようだ。

コネリーが未来人たちに追っかけられて、その直後に欲情した未来人たちが「素敵だわ、セックスできるなんて」とかなんとかの台詞と抱き合っているシーンのところで、親から「もう寝ろ」と打ち切られてしまったのだが。(ネットで調べると、どうも水曜ロードショーで放映されたらしい。よくこんなのがゴールデンタイムに放映されたな)

そういう経過である上に、内容が当時の私にはチンプンカンプンだったのだが、・巨大な岩の仮面が空を飛ぶ、・魔法使いもしくは魔法に支配された世界が出てくる、・半裸の男女が「素敵だわ、セックスできるなんて」と叫びながら抱き合う、の三つだけはなぜか非常に印象に残っていた。

そしてシネスケを知って、いろいろと見ているうちに、多分、私の少年時代の記憶にある、この三つの出来事が出てくる映画というのは「未来惑星ザルドス」らしい、とは思ったが、本作は一応SFに分類されているし、この三つの記憶とSFがどうにも結びつかなかったし、なかなか見る機会がなくて確かめられなかった。

今回、ついに私の中の未解決な映画にまつわる記憶が解決したわけだ。少なくとも自分の映画の記憶にそれなりに決着がつけられたのだから、見てよかったとはいえる一本だった。

(評価:★3)

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