[コメント] 2010年(1984/米)
原作通り。通りなんだけど… 取り敢えず読んでみることをお勧めします。
『2001年宇宙の旅』の正統的な続編で、原作にもかなり忠実に作られている。前作で数多く出された謎の大部分が明かされている。と言うのも重要な点である。
だけど、ああ言ったハードSFを映画にすると言うこと自体が半ば無理な話で、原作に近づければ近づけるほど、映画単体としておもしろさが無くなるという根本的な問題がある。それを大ヒットさせたのはなんと言ってもスタンリー・キューブリックの力量と、時代がそれを求めた時代の要請もあったから(他にもいくつか思いつく要因があるけど、それは『2001年宇宙の旅』で)。
物語の性質上、随分しょぼくれた作品になってしまったのは悲しい。ラストも本来はもの凄い盛り上がりを必要とするのだろうが、ここでは迫力不足。その上にやはり説明不足。
『2001年宇宙の旅』の解決版として作られた。と言うことだけで一応評価はしよう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。