[コメント] 沈黙の戦艦(1992/米)
「何故コックなのか?」それは食えない素材の悪者どもを料理するからだろう。それは分かるが、ヒロインはエリカ・エレニアックじゃなくてブルック・シールズだったら完璧だった。展開が割と楽しかっただけに、大味な格闘よりも隠し味が欲しかった気もする。元ネイビー・シールズだけに。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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凄い分かり易いセガールの伝説の元ネイビー・シールズの特殊工作員野郎の生き様。結局テメー、未練たっぷりだったのね。復帰の機会を今か今かと狙って待ってたのね。
軍の精鋭部隊、元ネイビー・シールズの特殊工作員の復帰にヨダレを垂らしまくったエロエロ野郎の歓喜で作品を落とすのではなく、もっと言えば、人工丘に戯れ終わるのではなく、実はテロリストの行動を一人勝手に密かに知っていたって内容で良かったのではないか?
テレビの2時間サスペンスドラマみたいに、勝手に地方の新聞記者(例えば片平なぎさ、水谷豊etc..)が殺人事件を解決してしまうポピュラーな展開でも良かったのではないか?じゃないと、あれじゃあ女に飢え、肩書きに飢えていた男を描いただけになってしまう。
セガールが一生懸命にナイフで闘う姿(いわば、セガールのソロ演奏部分)に心血を注いでいるその脇で取り残された私は、セガールの脇の甘さにセガールの成長の余白、セガールの本質を見つけ鑑賞し続けていた気がする。
彼の“合気道”というニッチな格闘技を駆使したアクション、人々の記憶の片隅のニッチに埋もれていく運命を純粋に感じて願った。中途半端に反戦運動して権力に大いに媚びる野郎は見たくない。
そこにマイナス2点。
2003/2/21
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