[コメント] ALWAYS 三丁目の夕日(2005/日)
人間は感傷のためにも映画を見る。ツボさえ押せれば喜ぶ人間は喜ぶ。ツボ押しに特化したせこ賢しい映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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人間がいない。リアルな人間がいない。小説家を目指して売れない作品を書き続ける人間。町場で自動車整備工場を経営して家族を養う人間。地方から上京してきて大都会で働き始める人間。そういうリアルな人間がいない。誰がテレビの受像機を解体するのか。なぜ人間が映ってるのか?と思う奴ではない。人間が映る原理なんぞ知っている。でもこの小さい箱でどう実現してんのか、という奴だ。開ければ、なるほどこういう事かと分かる奴だ。だいたいこの映画の登場人物は映画を観に行かない。映画は娯楽の王様で、昭和33年が史上最多の観客動員数だったというのに。人間を馬鹿にしている。映画が大好きで、否応なく人より多く映画を観てしまう人間を。僕なんかの印象に残るのは、ゴミ置き場に打ち捨てられた冷蔵箱(旧式冷蔵庫)を見た氷屋のピ✕ール瀧が、複雑な表情を浮かべるシーン。これなら分かる。
70/100(21/2/4記)
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