[コメント] 仮面ライダー THE FIRST(2005/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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旧1号のTVシリーズは家の白黒テレビで見てた記憶がある。まだ3,4才だった。その頃は病弱で、いつも布団の中から見ていた。改造人間たちが怖かったよ。特にサラセニアン怖かったなあ。ゲバコンドルは強かったなあ。まだこの頃はショッカーの日本支部に幹部はいなくて、2号ライダーになってから最初の幹部のゾル大佐登場でしたね。ショッカーの戦闘員、旧1号ではベレー帽かぶって今思えばセンス良かったねえ。エンディングテーマでは橋の上で戦うライダーと戦闘員そして蜘蛛男(たしか)、この画はライダーシリーズ最初にして個人的には一番好きなエンディング。最後はみんな落っこっちゃうんだから。いやあなんか書いてたら子門真人の「嵐〜と共にやって〜え来るぅ〜」って歌声が俄然頭の中に流れてきたよ。もう懐かしすぎだ!まあ殆どは数年後の再放映時に記憶されてることなんだけどね。初見時は正直、ライダーの強さや恰好良さよりもなんとも言えない暗さと怖さしかなかった。
まあ懐かしむのはこの辺にして、本作についてだが・・・。
原作マンガは未読の俺としては、まず第一にライダーアクションに不満が残る。
1.跳躍感不足
バッタの能力を付与した改造人間なんだからやっぱライダージャンプ(チュゥィピピピピピピ←回転ジャンプ時の効果音→ムズカシイ!)20mが欲しかった。因みに2号ライダーは25mと1号をやや上回るジャンプ力がある(細けー!)。本作のダブルライダーは5m程度のジャンプでライダーキックを決めている。イマイチだ。この跳躍の高さではライダーダブルキィ〜クッ!を決められない。要は高さがない分技を決めるまでの「よっしゃそこでいったれ〜!」みたいな“間”がないんだな。高さを生かしたライダー返しもこれでは不可能ってもんだ。きりもみシュートだって回転数不足になるだろう。
2.変身
旧1号が変身ポーズ無しなのは勿論知ってる。だがやはりガバァっとベルトを見せて変身するだけだと俺的には消化不良。藤岡弘の低音の利いた「いくぞショクゥアァ、ルァイダァ〜ヘンシン!トゥオォ〜」とまで真似しろとは言わないが、ダブルライダー揃って横並びの変身ポーズを見たかったよ。一般人的日常モードから超人的戦闘モードへと切り替わることを明確に示すあの瞬間こそが仮面ライダーの醍醐味だと思うんだが。水戸黄門の印籠と一緒でさ。光る変身ベルトを買ってもらい部屋を暗くして「変〜身!」(2号ライダーの)を楽しんでた身としてはちょっとね。
まあでも本作のダブルライダー役の二人はかなり良かった。技の1号・力の2号と言うより、硬派な1号・軟派な2号って感じで。特に2号の奴はホスト感全開で気に入った。両極端な性格設定は見てて飽きなかったよ。プロ野球引退した新庄があと10才若かったらこの2号ライダー役やらしても面白そうだ。本人も絶対やるだろうな、かぶりモノ好きだし。
風見四郎のおやっさんにデジタル死神博士の出演。これは素直に感涙ものだった。
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