[コメント] 醜聞(1950/日)
人物を咀嚼しフィルム内の人物と同一化してしまう。これが役者にとってのベストな仕事だろう。だが、脚本に書かれた文字にさらに「何か」を付加させて奥行きを表現してしまう役者もいる。本作の志村喬はまたしてもソレを魅せてくれる。
ソレが何かなんてこたぁ分からない。大学の演劇学の講義でもズバリ正解は教えてくれなかった。
役者が発する「オーラ」? なんて一言で説明できるもんじゃないし、それこそ曖昧だ。そこで私なりに具体的なソレを考えてみた。例えば志村喬のような役者は「匂い」をもコントロールしていたのではないかと・・・
「匂い」「体臭」・・・そうとでも考えなきゃ、ああいった芝居は出来ないと思うんだがどうだろう?
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