[コメント] 十字路の夜(1932/仏) - 更新順 (1/1) -
ルノワールのトーキー初期作で(3作目か)、これも強烈な音の映画だ。冒頭クレジットバックから、バーナーで鉄の扉を焼くショットがあり、さらにBGMを中断させて、バーナーの音やバイクの走行音などを挿入する。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
パリ近郊のうらぶれた街に巣くう「下層」と「異邦」の人物たちのしがなさを、群像劇として提示しているところ、『ゲームの規則』を撮った巨匠の落款まぎれもない作品。ヴィナ・ヴィンフリートの哀切な寄生虫ぶりは、ノワールを彩る数多のファム・ファタールの中でも上位に来る。 (ジェリー) | [投票] |