[コメント] 羅生門(1950/日)
最後がなければほぼ完璧。映画の中の映画。これをすぐさま認めたベネチアも偉かった。
あのラストに関しては、フォローしている方もいるようで。確かにそうでもしないとちょっともったいない気もするし、そういう優しさもいいなと思いつつ。
我思うに、あれだけ複雑なものを映画としてわかりやすく見せてしまったとんでもない力量がありながらも、最後の最後なっていきなり分かりやすすぎるものがポイッと出てきてしまっては、なんだよ全部台無しじゃないかとがっかりするのが当然ではないかと。今観ると、あれはかなり要反省、という感じがするのですが、当時としちゃあ複雑な事情もあったのか、あれが本心なのか。人間としてやっぱりあって欲しいもの、なんていったってあの映画に必要だったとは思えんのだやっぱり。
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