[コメント] 七人の侍(1954/日)
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サービス満点ですね。この時代にこのパワーはすごいです。こんな大作つくるお金どこにあったんでしょうか?やっぱり何でも出てくる百姓パワーでしょうか??合戦の迫力や三船の存在感にもおぉ〜って唸りました。ダサかっこいいとでもいいますか、、ケツ丸出しで走り回ってる姿なんか最高っス。
(注:肯定的感想はここまでです…)
でも大作ではありますがかなり大味ですねぇ。個人的に映画に対して求めてるものがちょっと違う為、これぐらいの点になってしまいました。すんません。。
字幕が欲しいって思うのは僕だけじゃないんですね、よかった、自分の日本語聞き取り能力が劣ってるのかと思いました…。聞き取れない原因は、古さだけではなく、俳優達の多くが台詞を早口で一本調子に棒読みしてるせいだと思います…。それと空笑いが多いのも気になります。もうちょっと自然に笑ってほしい…。
この点、外国人が見る場合はまた違った印象を受けるんでしょうね。特に日本に興味のある人にはこたえられない魅力があるのでしょう。これを推薦してくれた友人も富士山や新幹線に異様に興味を持ってました。
でもこの時代劇が日本映画の代表作で有り続ける限り、日本文化に対する微妙に時代錯誤的な誤解はなかなか解けないかもって思いました。日本=サムライの様なステレオタイプで見られる事を嘆くわりには、日本人自らそういったイメージをアピールしてませんか?? 関係ないですがオリンピック等見ててもそう思いました。結局それが日本人のアイデンティティーなのかもしれませんが、みんなそのような古来からの伝統的な価値観を持ち続けてるものなんでしょうか? 少なくとも僕にはあるように思えません。戦国時代や武士道や何とか魂などに全く興味はありませんし、むしろ残虐性や身分差別や男尊女卑など悪い面に目がいってしまいます…。この映画の最後の決戦前に若侍が村の娘を傷物にしたと騒ぎになった時に、仲間の武士が「戦の前にはこういった息抜きも必要じゃ」と発言したのが、従軍慰安婦を連想させてとても嫌な気分になりました・・・。見当はずれな事言ってますか?
最後にもうひとつ、侍や百姓と比べて野武士の描かれ方が、頭の悪いエイリアンみたいなのも残念…。 あ、ちょっと批判しすぎたかな…、竹槍の総攻撃を受けるかも…。どうか見逃しておくんなせぇ〜
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