[コメント] 寵姫ズムルン(1920/独)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ハーレムのズムルンのJ・ハッセルクヴィストと旅芸人の踊子のポーラ・ネグリのW主演作。シリアス寄りな造形で、このふたりの魅力がイマイチ発揮されていないのがどうにも弱いのだが、作品は快活でいい。
ハーレムの筒型帽子と三角イヤリングのお揃いで水パイプ吸う宦官たちはお茶目で、ハーレムの女たちのアクションはみな素晴らしい。旅芸人の出し物は蛇使いもネグリのダンスも箆棒なものだ。出しものが広場に来ると大人も子供も犬たちも押し寄せるユーモアがいい。やたら銭を投げつける王様は基本バカにされている。
ルビッチのギター弾きは「せむし」には見えないがフラれた嘆きなど好演で充実した造形。人生に疲れた人への魔法薬はブラックだが柩に入れ替わり入るギャグはイマイチか。寵姫は「ちょうき」と読む。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。