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[コメント] ロジャー・ラビット(1988/米)

アニメじゃないトゥーンだ。(05・10・15)
山本美容室

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ロバート・ゼメキスは仕事のオニだ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の仕事と同時期にアニメと実写の合成(すごく自然なので合成とは言いたくないけど)映画を作ってしまうんだから。しかも使用料の高い事で知られるディズニーのキャラクターをふんだんに使っている。外国のアニメは表現が大げさなので『マスク』みたいな映画が作られました。あれは人間が主人公だったけど『ロジャー・ラビット』はトゥーンが主役なんだなぁ。面白い映画で飽きませんね。

 DVDで吹替と字幕で見ましたけど、吹替で気になったのはボブ・ホスキンスが酒場で酔っ払いにからかわれるくだり。「トムがジェリーをギャフンと言うような事を考えてるのか?」字幕では「ベティ・ブープの無くしたイヤリングを探してるのか?」吹替はそんな事を言ってました。ベティ・ブープは出演してますけど「トムとジェリー」は映画に出てきませんね。

 話は横道に逸れますがメエ・ケステルというベティの声を(32〜39年)にアテていた女優さんがこの映画でも変わらぬコケティッシュな美声(?)を聞かせてくれます。ベティ・ブープの短編アニメは「なんじゃそりゃ」という終わり方をする作品が多いのですがツヤツヤした白黒のベティちゃんはかわいかった。リメイクして欲しいなぁ。

 ベティちゃん以外にも“Droopy”や“Woody Woodpecker”などが登場します。MGMから“TOM and JERRY”を借りられなかったのは「大人の事情」という奴でしょうか。フランク・シナトラも「歌う剣」でトゥーンとして登場するしキャストでも楽しめる映画ですね。

(評価:★5)

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