それは主演チョン・ウソンも分かっていたのだろう、今までにない演技を見せている。それは作った演技なのだが、彼にしては自然演技からの脱皮と言えるものであった。野良犬に徹したマヌケの振り、パンツ姿での決闘格闘シーン（ちょいみっともないなあ）などはその最たるものであるだろう。

しかし、ちょい足りない演出ぶりの前ではそれらは空に舞ってしまっている。

惜しいなあ、と思う。本当にそう思う。この際はチョン・ウソンの気持だけは受け止めてあげよう、、。