黒澤映画の中では中ぐらいだけどやはりあの躍動感のある映像は黒澤監督にしか撮れないでしょう。上原美佐、あんましうまくなかったけど存在感は抜群だった　なー。この映画の主役は雪姫とあの百姓二人でしょうね。 　でも、黒澤映画の百姓の描き方はうまいですね。どんな時代でも人間はしたたかに生きているんだ、という。歴史（というのはおかしいかも）をマルクス的な階級闘争的に捉える人間はすぐ百姓は権力者の搾取の対象にしかされてなかったんだとかと言い出す。現在の歴史教科書がその典型。百姓を馬鹿にしている証拠。