[コメント] フライトプラン(2005/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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久々のフォスター主演作で、本国アメリカでは2週連続ボックスチャート1位という快挙を成し遂げた航空サスペンス。
ただ、サスペンスとして本作を見ると、さほど面白いというほどではない。いたはずの人間が消え、だれもそれを知らない。というパターンはこれまでにも数多く作られているし、サスペンスのはずが途中から考え無しのアクション作へと移行していく。ハリウッドの最も多用されるパターン。それにフォスターの顔が老けすぎ(関係ない?)。
ただ、本作には一つ大きな強味がある。
飛行機に限ったことではないが、乗り物は密室を演出出来るため、サスペンス作りには格好の素材。ただ比較的飛行機が少ないのは、単に飛行機を舞台にすると専門的知識が必要だからと言うことなのだろう。フィクションなのだから、気付かない嘘をつくくらい良いじゃないか。と言われそうだが、そう言う場合は、えてして話そのものが派手になりすぎてアクション作品になってしまうし、大味になりがち。これを本格的サスペンスにするならば、飛行機、特に旅客機についての知識が相当に豊富でないと出来ない。
実は本作は航空機オタに対してはとても好評を得たのだという(ちなみに航空機オタというのは二種類あるそうで、高性能を求める人たちは兵器としての飛行機を好むのだが、一方、旅客機を興味の対象とする人もかなり多い。本作を評価するのは勿論後者)。それだけ“本物の旅客機”をよく知っている人がスタッフにいたと言うことだろうし、何より、「旅客機の中を思う存分探検してみたい」という要求を存分に満たせてくれたからなのだろう。丁寧な設定の勝利だ。
まあ、それ以外は本当に何ということもない作品なんだけど…
(評価:)
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