[コメント] ルール 封印された都市伝説(2005/米)
久しぶりの『ルール』はジャパニーズホラーの(悪)影響を受けまくりでした…。都市伝説は単なる幽霊話に留まり、惨い脚本には失笑。殺戮描写は結構凝られており見応えがあるが、いかんせん本筋が詰まらないのだから盛り上がるはずが無い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『ルール』シリーズといえばアメリカでは結構ヒットしたもんだ。日本でも『スクリーム』や『ラストサマー』の亜流という認識で、ホラー好きの人はチェックしている作品かもしれない。ただ、『ルール3』や『ルール4』というパチもんが横行した理由は意味不明だ。「そこまでする作品かよ?」ってね。『ルール3』は全くのオリジナル作品で、都市伝説なんて関係皆無の有様。『ルール4』に限ってはTVドラマを勝手に編集して一本の作品にしてしまったという改悪ぶり。
そんな中、ついに本当の続編が製作されてしまった。それがこれ。近年のジャパニーズホラーブームの影響を強く受けているのが伺える。パーティで無情にも殺されてしまったメアリーの存在は思い切り『リング』の貞子で、その後の登場は『THE JUON』の少年のような感じだ。だから、都市伝説という題材を扱って、どこか「日本的」なんだよね。だって幽霊話なんだもん(苦笑)
オチこそが『ルール』の本領発揮。犯人が灯台下暗しだったわけだ。しかし後味が悪すぎる。仲間達は抵抗することなく殺されまくり、挙句の果てには勇敢な弟でさえ殺される。しかも義父にだ…。いい加減な伏線だからこそ、あんなオチしか生まれてこないわけだ。
前作までのキャラクターを一人くらい登場させてほしかったもんだ。警備員オバサンのロレッタ・デバインとかね。
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