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[コメント] ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(2005/米)

まったく余談だけれど、途中から(授賞式のシーンあたりから)、リース・ウィザースプーンが工藤静香に見えてしまった。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







このところ実在したミュージシャンの半生を映画化したものが多く上映されている。この2年のうちでは、『Ray』『五線譜のラブレター』『ビヨンドtheシー』(『8miles』もそれに入るのかな?)、そして本作。定番のパターンとして「↑↓↑」つまり「成功して、挫折して、復活する」(「8miles」は違うけど)というルーティンに収まってしまう。そういう意味では、特に目新しいものはなかった。(これは音楽ものに限ったものではなく、たとえば『シービスケット』とかも含めて「実話に基づく」映画は、結構そういうパターンが多いけど。それが起承転結になってしまうから仕方ないのか?)

で、音楽ものに話を戻せば、前述の作品たちは、それぞれに切り口が違い、それぞれの個性が出ていたと思う。一番のお気に入りは『五線譜のラブレター』。これらの中ではかなり「芝居じみた」展開になっているが、素直に「曲の良さ」が届いた。2005年度の個人的No.1映画です。

対する本作もストレートに「曲の良さ」が届き、気がつくとウッドベースのリズムに合わせて劇場の中で足踏みをしている自分がいた。知っている曲は一つもなかったし、カントリーなんて趣味じゃないけど、主演の二人の歌声に心躍らされた。欲を言えば、「違うリズムの曲」が聞きたいね。

主演二人は、まず「歌」。ここに脱帽。やはり生歌はいいよね。演技もよかったと思うけど、(あ、リース、オスカーおめでとう!)、「曲者」のホアキン、『クイルズ』のころから比べたら、表現力が豊かになったね。でも『炎のメモリアル』でも気になったけど、上唇の傷跡がすごく気になる。リースは、「ラブコメ」より、こういうジャンルのほうが向いてるかも。

(評価:★4)

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