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[コメント] ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(2005/米)

映画に向いているもの、向いてないものについて考える。まず、「時間」。これは、あらら、向いていない。予告編でやってた「10年間、ふたりはステージ上でしか話をしなかった」っての、本物の映画からはうまく伝わらないでやんの。
イライザー7

実話なのだし、そういう恋愛って心ひきつけられるものがあるよね。でも映画だと、その時間の長さが伝わらない。これがテレビシリーズだったり、いっそ本の中で「それから10年たった」ってやった方がずっと伝わる。

一方、映画だから伝わるもの。人の傷つきやすさ。ほかのどのメディアよりぐっと伝わる。この映画を見ながらずっと考えていたもの。キャッシュの弱さや傷つきやすさがどうしてこう心をうつんだろうって。

さて、ここで問題。音楽を伝えたいとき、映画はいい媒体でしょうか? もちろん本なんかよりずっと伝わるんだけど、たとえばお芝居、たとえば音だけのメディアより? これは宿題ですね。ではまた。

(評価:★3)

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