[コメント] メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005/米=仏)
「飯を喰い、やがて死ぬでしょう。」-みんな孤独
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラスト「一人で大丈夫か?」と訪ねる男がすでに女房に出て行かれて独りであることに気づいていないことが皮肉。メルキアデスの妄想は結局「二十日鼠と人間」的桃源郷への思慕であり、厳しい労働に従事する男たちのよくある話なのに、死体と、それを作った犯人とあの行程を経てはるばるメキシコまで行って約束を果たす男の描き方といい、 結局のところ、孤独である人間同士を結びつけるものは些細な約束を守るとか、本気で愛したり、泣いて詫びるといった「律儀さ」しかないのではないか? そんなことを感じた映画でした。女たちも孤独だしね。
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