[コメント] Vフォー・ヴェンデッタ(2005/米=独)
V以外のほぼ全員が事態に対する傍観者でしかないので、お話に起伏がなく退屈この上ない。つうかナタリーはもっとキレろよ、アンタ以外に革命側と関われそうなキャラがいないんだからよ・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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そもそも肝心のVさんも最初にスイッチを押しただけで中盤以降は他人に丸投げだし。 ナタリーも「革命のための自己啓発セミナー」を受講した割には自発的には動くことはできず、Vの棺を送り出す為のキャラに成り下がってしまった。
そりゃ個人的な「復讐」は達せられたかもしれませんよ。でもね、俺ら復讐譚なんて嫌と言うほど見てるんですよ。それこそ元ネタの一つであろう「巌窟王」とか、山ほど。せっかく「革命」って別要素も入れてきてるんだから、そっちとリンクさせて話を展開させてほしかった。
その「革命」の主役たるべきラストで仮面を付けるに至った市井の人々。どちらかと言えば、彼らのそこに到るまでの過程の方が見たかったかも。ラストは生き残った全てのキャラがこのV軍団に埋没していく。いわば一番魅力的であるはずのこの「V」達こそを全力で描写するべきだったんじゃないでしょうか。「復讐」のみで「革命」に深く関与出きなかった登場人物たち。俺が終始感じていた消化不良感はこの辺が原因な気がします。
しかし、最後の議事堂爆破シーンについては英国人はさぞかしスーッとしたんでしょうな。もしも日本を舞台でやるんなら、このシーンはぜひ会期中のお昼ごろの設定でお願いしたいです。
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