[コメント] 信子(1940/日)
熱血教師モノのルーツを辿れば、行き着くところはここなのか?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
現代ではもはや使い古され、常套とも言えそうな紋切り型の教師モノで、正直なところ今見て新鮮とはとてもじゃないが思えないし、はっきり言って面白みには欠ける。
またわがままなお嬢さんの心情を悟った途端、急に態度を変える信子先生など、少々強引な展開も気になる。
ただハイキングでの河原シーンなど、やっぱり清水宏ならではの清々しく美しいショットは見もの。この監督において、ハイキングとか河原とかバスといったものは重要なファクターとなっていると思う。これらが画面に映るとはっとさせられる。映画的な、何か美しい光を帯びているように感じます。
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09.04.06記(09.04.04DVD鑑賞)
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