[コメント] ゴール!(2005/米=英)
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米国との合作とのことだけれど、完全に英国人のシネマですね。 そう、「サッカー」じゃあなくて「フットボール」。
主人公サンティアゴがイングランドに渡ってから、 「サッカー」と云うと、「あぁ?」って顔をされるシーンが非常に良し。
非常に良しと云えば、ニューカッスル・ユナイテッドってとこも良し。 マンチェスター・ユナイテッドでも、アーセナルでも、 チェルシーでもなく「ニューカッスル」。まあアディダスだからだろうけれど・・・。
ランパード、ジェラードらプレミアのスターも沢山出てきたし、 リヴァプールの監督まで出てきたときは「おおっ」って思った。 これって合成? でなけりゃ凄いよなあ。普通出んでしょう、負け試合のシーン。
まあ、ベッカム、ジダン、ラウルが出てきたシーンは余計だったけれど。 この辺はアメリカっぽいな。
最後リヴァプールに勝利してチャンピョンズリーグに出られることになって、 「すげ〜楽しみ」って思ったら、どっこい。 第2部はレアル・マドリーかいな! そのままニューカッスルで頑張らんかい!
まあ、「サクセスストーリー」としては分かり易くて良いのだけれど、 「フットボール」でのことを考えるとちょいと出世が早過ぎるのでは?
ついでに云わせて貰えば、 人物の心理、心情の変化の描き方がなおざりやわ。 あのチープな恋愛は要らんやろ? チームメイトに認められるのも唐突やし。 編集とストーリーは大甘だて!
更に云わせてもらえば、 最後のフリーキックは絶対無し!
合成を使ったか知らんけれど、あの合成を最初から使うのだったら布石を打っときなさいよ。 劇中「右足」で何度かシュート練習をしていたけれど、それを「左足」のフリーキックの練習にするとかさ。
しかしながら、シネマとしての出来は良くないけれど、 フットボール好きには堪らんなあと思いました。 自称フットボール好きのわたくし、 噛り付きで、「終わらないで〜」と思ったくらいです。
兎にも角にも「英国色」一色で、 英国人たちはホンマにフットボールが好き、 というか愛しているんだろうなあ、と思わされました。
音楽もカッチョ良い。「oasis」だぜ! クソアメ公のヒップホップとか流れなくて良かったわい。 フットボールにはロックが似合うぜ!
次回第2部は英国色が払拭されそうで、些か心配だなあ・・・・。
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