[コメント] 東京物語(1953/日)
時代や環境は変わっても、この作品には不変のものがある。
一見、意地悪にみえるあの人たちも結局は親に対する自分の姿なのよね。
〔後日追記〕尾道の映画資料館に行って、小津の映画の姿勢を垣間見た。この作品に感じた不変性(もしくは普遍性)は、小津が描こうと意図して描いたもの(『東京物語』に限らずだけど)。なんだ結局この人の描きたいところをそのまま感想にしちゃったわけかと思ってしまう。描こうとして描けるもんでもないと思うが、やはり凄い。点数も4点から5点に変更。
原節子の有名なせりふ「わたし、ずるいんです。」の意味が観終わった後しばらく分からなくて年取ったら分かるかなと思っていた。この間、ふとしたきっかけで実感を持って分かってしまう(私の文脈に過ぎないが)。いや、ずるくていいんだと思うよ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。