[コメント] ゆれる(2006/日)
兄vs弟、誠実vs不誠実、非モテvsモテ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
◆これはモテない男のモテ男るに対する怨嗟の念が、その血の濃さ故にいっそう増幅されてしまった兄弟のお話だな、乱暴に言うと。ワタシには男兄弟と一緒に育ってきた経験がないので、実感としてはピンとこないものの、互いにそういった愛憎入り混じる複雑な感情が存在するっていうことはよくわかった。
◆誠実に生きてきた兄は、ある種屈折した誠実さ故に土地に縛られ、下げたくもない頭をペコペコ下げてあくせく働き、モテなかったが故に犯罪者となる。一方でその場しのぎの適当さでちゃらちゃら生きてきた弟は仕事も成功し、女にもモテるという皮肉。なんだか不誠実さを礼賛しているようにも見えなくもない。しかしラストに向かうにつれ、誠実vs不誠実の図式が逆転、あるいは境界が曖昧になっていく。
◆とりあえず避妊はちゃんとしろよと、オダジョー扮する毅に言いたい。
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