[コメント] ディセント(2005/英)
終盤のアクションシーンはかなり壮絶。ただこの後半の展開が逆にリアリティを失わせた気がする。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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閉じ込められた洞窟で怪物の大軍に襲われる女性たちのホラー映画。
暗闇の洞窟内で容赦なく襲いかかる怪物を、武器を手に、血まみれになりながら、がむしゃらに殺し、逃げまどう女性たちのサバイバル・シーンは、かなり壮絶。ラストも救いがない。この映画を観ると、漫画の「ベルセルク」を思い出してしまった。
闇の中を縦横無尽に徘徊する白い人型の肉食怪物は、『インプラント』で出てきた怪物に似ていて、あまりオリジナリティは感じられない。
要は怪物を殺してひたすら突き進む地獄のサバイバル映画という感じで、中身は薄い。変に怪物を登場させたことでリアリティが失われた気がする。現にこの映画で一番恐いと思ったのは、サラが洞窟の穴に途中で引っかかって動けなくなり、息が出来ないと苦しむシーンで、単純に洞窟から出られないと言う不安と恐怖、そして、次第に崩れてゆく人間関係を中心にした方が恐かったような気がする。
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